2024-12

おきなのささやき

鎌田柳泓『心学奥の桟』は進化を語るのか?(中)

柳泓の進化に関する思想に影響を及ぼした根源を老子、荘子、朱子、淮南子、あるいは西欧の進化思想をから探る。
おきなのささやき

鎌田柳泓『心学奥の桟』は進化を語るのか?(上)

鎌田柳泓著「心学奥の桟」(1822)には、生物の進化について思案した文が残されている。東洋の思想をもとに「一種の草木変じて千草万木となり一種の禽獣虫魚変じて千万種の禽獣虫魚となる」と生物の進化を説き、「一虚の中より天地・日月・星宿・水火・禽獣・虫魚・草木・人類まで変化し来る者なるべし」と万物は宇宙の一虚より生じたと論じた。
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