江戸時代

おきなのささやき

鎌田柳泓『心学奥の桟』は進化論を語るのか?(下)

桃に生る虫を桃むしと云、栗に生る虫を栗虫といふ、地球に生るを人間といふ                               司馬江漢『独笑妄言』103b) 10.これは果たして西欧思想か? (1)地球のこと 生命の発生...
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鎌田柳泓『心学奥の桟』は進化を語るのか?(中)

柳泓の進化に関する思想に影響を及ぼした根源を老子、荘子、朱子、淮南子、あるいは西欧の進化思想をから探る。
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鎌田柳泓『心学奥の桟』は進化を語るのか?(上)

鎌田柳泓著「心学奥の桟」(1822)には、生物の進化について思案した文が残されている。東洋の思想をもとに「一種の草木変じて千草万木となり一種の禽獣虫魚変じて千万種の禽獣虫魚となる」と生物の進化を説き、「一虚の中より天地・日月・星宿・水火・禽獣・虫魚・草木・人類まで変化し来る者なるべし」と万物は宇宙の一虚より生じたと論じた。
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